ドラッグデリバリー用流体デバイスの高機能化,高性能化には,流体の流れを制御するマイクロバルブの設置が不可欠です.本研究では,生体内応用に適した遠隔駆動マイクロバルブとして,磁性ナノ粒子を含有した熱応答性ゲルからなる,交流磁場応答熱駆動マイクロバルブの開発を目指しています.このバルブは,磁性ナノ粒子の交流磁場下での発熱と熱応答性ゲルの体積変化を利用して遠隔開閉駆動します.バルブ作製とその遠隔駆動確認は達成済みであり,現在はその駆動特性解明を実施しています.また,交流磁場の励磁周波数を調節し,複数のバルブを個別制御可能とすることも検討しています.
ご挨拶
GREETING